伊東を掘りおこそう!

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観光客もローカルも一緒に楽しめる!!

実は伊東の花火はすごい

伊東はコテコテの観光地です。そのことにより、良いことも、あまり良くないこともあります。良くないことを先に書くと、ハイシーズンでの道路の渋滞、ゴミの問題、またもしかすると外部からの感染症リスクなんかもあるかもしれません。とは言え、観光地で良かったなと思えることもたくさんあります。もちろん、捉え方次第というところではありますが、街ににぎわいがある、いろんな店がある、遠方から友達が来る理由や宿泊先や遊ぶネタがある、大きな視点では外部からの消費があるということも観光地である大きなメリットです。

そんななか、ひとつのわかりやすいメリットが花火大会。伊東は2022年夏は伊豆半島最多回数の花火大会がありました。冬にも花火大会があるので、年がら年中、花火をやっている印象です。市民感覚のなかには『あ、今日も花火やってんだ』くらいになっている方も多いとは思いますが、私の場合にはせっかくの花火を存分に楽しんでいます。

花火が好きな理由。 そして、伊東の花火をおすすめする理由。

花火は貧富の差がないのが好きです。お高いホテルのラウンジからグラスを傾けて見るもよし、地べたや海岸に座って缶ビール片手に見るもよしで、金持ちもそうじゃない人もそれぞれの楽しみ方ができるエンターテイメントは他には少ない気がします。

特に伊東の花火は打ち上げ場所が近いという特徴があります。これ、厳密に言うと静岡県全域なのですが、花火が近いのです。実は私、花火大会のプロデュース経験が二度あるのですが(伊東じゃないけどね)、その際にいろいろ勉強したら、静岡県は他の地域に比べ、保安距離が短いのです。どういうことかと言うと、何号とか何尺とか花火の大きさによって、安全確保のための保安距離は変わります。静岡県の条例ではその距離が短いため、結果的に大きな花火を近くで見られるということになります。

つまり、迫力がある!!

首が疲れるほど見上げ、腹に響く音、っていうかもはや波動!!

風向きによっては燃えカスが目に入ったり、花火の殻が落ちてくることもあります。

まあ、言ってしまえば、ホテルのラウンジから見るよりも、ストリートやビーチから見た方が伊東の花火は楽しいってことですね!!

特に近くで見る手筒花火は圧巻。勇壮な揚げ手の表情や煙の匂いから、火の粉の熱さまで伝わってきます。

とは言え、俺はいろんな写真が撮りたいんです。

ガキの頃から、ストリート、ビーチ、公園、路地裏、友達んちといろいろな場所から花火を見てきました。ここ最近はいろんなところから、花火を撮るというのがブームで、伊東らしさがある風景や夜景のなかに浮かぶ花火をいろんな場所から撮ってみたい欲求を満たしています。

だいたい遠くから撮ると、見た目には美しいのですが、それだとホテルのラウンジから見るのと一緒。音の迫力や喧騒が懐かしく思えても来るので、今度は誰よりも近くで撮ってやろうと挑戦!!(これは特別な許可をいただき、無人カメラを設置して撮影しました)

ここから見るべし!!俺のオススメスポットは?

伊東市街地での花火はマジでいろいろな場所で見てきた自負があります。もしかしたら、伊東で一番かもと思っています。そんな俺がオススメする、スポットは・・・・オレンジビーチ!!

えー?普通じゃん?と思われますが、結局はなんと言っても近くが一番。写真を撮りたいなら、また別のオススメはありますよ。でも、いろいろなところで撮っていると、当然、知らない人とも遭遇することもあるのですが、離れた場所だと『あー、もう終わりかな。ぼちぼち帰ろうかな』的な空気が流れます。最後の花火が残した煙が風に消されるように静かにみんな離れていきます。

しかし、オレンジビーチの場合、最後の空中ナイアガラなり、スターマイン(スターマインって、俺の星って意味だと思ってましたが、星地雷という意味なんですね)が終わったあとに湧き上がる歓声や拍手、そして、あたりの人の見上げた横顔が不思議と笑顔なのです。なんなら俺は花火の後のあの帰り道も好きで、浴衣姿のカップル、子どもと手を繋いだファミリー、はしゃぎながら青信号に変わるのを待つ少年達、それぞれが天上からの花火に撃ち抜かれた興奮の余韻を胸に抱えたまま急ぎ足で持ち帰っているようで情緒的な気持ちになります。

ああ、俺にもあんな頃があったなぁと。

あん時に一緒に見た人、今何してるんだろと。

まあ、過ぎた時は戻らないので、いつか孫を膝に乗せ『花火好きかね?オメェも伊東の子だな』とか言える日までは写真を撮って楽しむとします。

書いた人:伊東市ブランド研究会 武智一雄

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