ブログ 伊東でみつけるレトローフォント編 2023.10.20 Tweet Share Pin it 前回の秋永さんからレトロつながりで、もう一つ。伊東には前回秋永さんが紹介してくれたように、レトロな街並みや建物があります。特に建物に関しては東海館の彫刻にしろ、川奈ホテルのロビーにしろ、芸術品とも呼べる素晴らしい建物が多いです。今回は芸術品とはいえないけれど、レトロな街並みを構成する一つの要素として欠かせない、さまざまな『看板』に使われている『昭和のフォント』を紹介したいと思います。ただそれらは意識しないと見逃してしまいます。そして、場所もちょっとわかりにくい場所にあったりします。ときには上を見上げたり、少し細い路地に入ってみたり、あえて意識をして昭和の文字を見つけてみてください。今のように指1本で出るフォントではなく、その当時のデザイナーさんが手書きをしたり、板を切り出した物たち。同じものは他の場所にはない。唯一無二のデザインたちです。それでは紹介を開始します。 【ビューティサロン ニューカネボウ美容室】見つけた時に感動してしまったほどすばらしい看板。「ビューティサロン」の部分の文字の波打ち具合、「ニューカネボウ美容室」のカやネのとんがり具合、「ボ」の点は三角形というのも大胆!!美容室はまた別な書体風になっています。すばらしい芸術作品ですね! 【牛乳】多分、木かなにかで作ったと思うのですが、その関係から直線的なデザインになっています。しかしながら美しい。「乳」という文字は、文字が持つ意味も、形も、曲線的な柔らかさのある文字なのに、直線的なデザインにしてもかっこいいですね。 【ベラミ】デザインもさることながら、この言葉の響きに勢いを感じます。トレースして、Tシャツにしたいぐらいこのデザインがすきです。『ベラミ』ってそもそもなんでしょうね?あだ名ですかね?それを店名にしたんでしょうか?どんな人だったんでしょう?そんなことに思いを馳せると、「ラ」の下の部分が口に見えてきて、勢いよく話している姿を想起させます。もう、そこまでくるとそういう女性が切り盛りしていたお店にしかみえなくなってきます。そんなことを想像するのも楽しいと思います。 【オハラ時計店】アート系が好きな人からは伊東のバウハウスと呼び声が高いオハラさんの看板。確かに綺麗な文字ですよねえ、これを描いた人スゴイ 【ハヤマ美容室】昭和のカタカナ文字の看板はこれぞ昭和って感じのものが多いですが、それが、「パーマネント」というすごい昭和的な言い方とあわさると最強ですね。メチャクチャ昭和感を感じます。 【ハトヤ】そして最後はなんといっても伊東といえばの「ハトヤ」このフォントも素晴らしいですよね!「ハ」の部部をずっとみているとどことなく2羽の鳩のように見えてくるのは自分だけでしょうか? さて、いくつか紹介してきましたが、伊東にはまだまだ昭和フォントが隠れています。最初にお話ししたとおり、意識しないと案外見えません。ぜひ、意識して探してみてくださいね! この記事を書いた人伊東市議会議員青木敬博 Tweet Share Pin it 伊東で見つけるレトロ 前の記事 ブランドの作り方 次の記事