伊東を掘りおこそう!

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伊東におけるモノ消費から、コト消費。 そしてトキ消費

静岡県伊東市で発足したブランド研究会に参加するようになり、隣町に住んでいる自分がどれだけ伊東を知らないのかを痛感する場面が多かった。
そんな中で「新しい場所」での会議の連続は まさに「トキ消費」の連続であった。トキ消費とは、「その日」「その場所」「その時間」でしか体験できない消費行動のことで、 何度も体験・経験できる「コト消費」では満たすことのできない欲求・価値の体験できるというもの。
実際に伊東ブランド研究会では毎回会議の場所を変えるという方法がとられており、毎回新しい発見の連続と毎回そのタイミングでしか起こらない会話やアイデアが盛りだくさんの時間。そんな体験を続けていくことで重要なことに気がついたのは「1度敷居をまたぐ」という行為が「次の来訪」につながっていくことである

写真にある「ANCHOR TERRACE」 伊東市の宇佐美にあるとても綺麗な場所。前々から知ってはいたものの今回のブランド研究会で初めて店内に入ることとなった。飲み物なども当日注文させていただき消費をさせていただいている これにより「買い方もわかるようになった」ことで 実はこのあと3度ほど来店させて頂いている。

東海館
ワーケーションルームでのワーク

東海館は、伊東温泉の中心部に位置する木造3階建の温泉施設であり、当時の地元材木商により東海道線が熱海駅まで開通した昭和3年(1928)に建てられたとこと。平成9年に温泉旅館としては廃業し、伊東市に寄贈され平成13年に観光施設となり食事や温泉が楽しめる施設になっています。
そんな東海館も今回のブランド研究会の会議で初めてお伺いした施設。この空間はまさに「その日」「その場所」「その時間」でしか味わえない時間が流れている空間で、この昭和レトロな建物の中でwifiをつなぎオンラインでワークをするという昭和と令和の掛け算が自分の中ではとても印象的なあらたなトキ体験でした。
そして、やはり1度敷居を跨いだことにより 何度もここでクリームソーダを飲みながらPCを打っている体験をしています。

暖香園での会議

また、ヒトから情報を得ることで新たなトキ消費の行動を起こすこともあります。例えばブランド研究会のメンバーと伊豆急伊豆高原駅前にある地中海料理レストラン「ミクニ伊豆高原」の話題になり、その口コミから来店へと行動することがあったり

隈研吾さん設計のお店
地元のものを使った季節の料理
地元で生産したオリーブオイルが提供されています

また東海バスのメンバーとの会話から小室山のリッジウォーク「MISORA」がOPENするとお聞きし すぐにお伺いをしたり

上にはリフトであがっていきます
晴れた日には大島がくっきり
外に出ることもできます

そして伊東でワーケーションが始まったよという話題がミーティングの中で出たことで「それならば時間を作って行ってみよう」と伊東赤沢温泉へ

すばらしい眺めの露天風呂
DHCが運営する温泉

「その日」「その場所」「その時間」でしか体験できない消費行動

今までのただの消費スタイルから、これからはシェアリングの時代になったり ただ単にモノを欲しがる モノを消費する時代から コトを消費する時代になり そして「いまそこでしか体験できない」再現性の低い過ごし方が「トキ消費」と呼ばれているそうです。

参照 https://www.nttcom.co.jp/comware_plus/img/201907_time.pdf

自分にとってはブランド研究会での時間がこの3つに当てはまると同時に、そこで聞いたコトで 実は再現性の低い たった1度のタイミングで 伊東という町に自分が参加し そして何かしらの貢献をしているのではないかと感じています。

また今までの旅のスタイルでも タイミングというものは非常に大きなものでありその時にしか味わえない そのタイミングでしか見れない そのタイミングでしか会えない そんなトキを提供する時代になるかもしれないなと思い このブログを書きました。 まだまだ見つけられないことばかりですが 遠くではなくそこにある素晴らしいき事柄を見つめ直し じっくりとまた伊東を知り 人へ発信するのが自分の役目かと思っています。

書いた人:NPOサプライズ代表理事 飯倉清太

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