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伊東で見つけるレトロ

2023.10.10

私は東京から単身赴任で伊東に来て３年目となりました。
伊東で生活してみて、思うことや感じることはいろいろあります。海産物がおいしい・温泉に安く入浴できる・御菓子屋が多いなど。
そんな伊東で生活してみて思うことの中には、「伊東には昔からあるものが多く残っており、それを上手く活用している」というのがあります。それは伊東の人が昔からあるものを大切にしているからなのかなとも思っています。
そんな昔からある、所謂レトロなどと言われるようなスポットで、今でも大変魅力的なものもたくさんあると思います。

今回はレトロを感じることができる、個人的に魅力的だと思うスポットをいくつか紹介したいと思います。

東海館

JR伊東線が開通するより前の昭和３年に開業した旅館でしたが、現在はその当時の雰囲気を残したまま館内見学や温泉入浴ができる施設となっています。
私が初めて中に入ったときは、「初めて来たのにどこか懐かしい」と感じ、とてもリラックスできる雰囲気に癒されました。また、正面玄関にある彫刻の精密さに驚いたのをおぼえています。東海館のとなりを流れる松川には遊歩道があり、そこから東海館を望む風景も大変魅力的で、そこからの写真撮影もおすすめです（現在は改修工事中で防音シートが張られています）。
東海館は伊東市街地にあり、JR伊東駅からも徒歩で１０分程度とアクセスのよい立地から、観光での利用も便利です。現在は東海館に宿泊することはできませんが、隣接する宿泊施設も昭和レトロな雰囲気が残っており、外国人旅行者にも人気となっています。

川奈ホテル

1936年に開業した川奈ホテルは日本を代表するクラシックホテルの一つで、歴史を感じることができる宿泊施設です。館内は英国風の格調高い様式となっており、天皇皇后両陛下をはじめ多くの賓客・著名人が宿泊しています。中でもマリリン・モンローが新婚旅行で訪れた際に気に入り２度食べたといわれているオムライスがあることも有名です。
また、川奈ホテルゴルフコースは風光明媚なコースで世界中の多くのゴルファーを魅了しています。
最近では人気アーティストのミュージックビデオのロケ地となったことも話題となり、幅広い世代に愛されているホテルです。
私は残念ながらこれまで一度も泊まったことはありませんが、一度は泊まってみたいと思う憧れのホテルの一つです。

伊東観光番

1958年にできた交番建物で、現在は伊東市に譲与されて観光案内所となっています。
元々は本物の交番だったということもあり、その外観はまさに昭和の交番という雰囲気で、ドラマのロケにも使われたそうです。こちらも東海館同様に伊東市街地の松川の近くにあるので、伊東駅から徒歩で行くこともできるので、観光で訪れた際に見に行っても良いかもしれません。

キネマ通り商店街・湯の花通り商店街周辺

戦後にアーケードが設置されて商店街となったキネマ通り商店街周辺もレトロな雰囲気が漂っています。商店街を歩いているとレトロな雰囲気を味わえるのですが、１本裏の道に入ってみてもどこか懐かしさを感じます。
コロナ禍の平日は人出が少ない印象でしたが、週末は伊東駅前へと至る湯の花通り商店街と合わせて賑わいが出てきたようにも感じています。
ぶらりと散策してお気に入りのお店を見つけてみるのも面白いと思います。