伊東を掘りおこそう!

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昭和レトロな共同浴場

昭和レトロな共同浴場「毘沙門天芝(びしゃもんてん・しば)の湯」

全国有数の湯量を誇る伊東温泉。源泉数も日本3位の多さで、温泉街中の至るところに源泉があり、50℃前後の湯が沸き出るため源泉掛け流しを行っている施設が多いのも特徴です。
また、江戸時代には三代将軍徳川家光への献上湯も行われていた、歴史ある名湯です。
そんな伊東温泉は人気の観光地でもあるので、ホテルや旅館の温泉も素敵だし、道の駅マリンタウンの温泉も利用しやすくオススメなのですが、伊東市街地内には「伊東七福神の湯」という共同浴場温泉が8カ所ありそれぞれレトロでいい味を出しているのです。
近所の人たちが洗面器を持って歩いてくるのも、昭和レトロ感満載な共同浴場の醍醐味。今回ご紹介するのは「伊東七福神の湯」のひとつ、「毘沙門天芝の湯」です。ちなみに「伊東七福神の湯」には七福神の石像が一体ずつ祀ってあるのですが、芝の湯の石像はちょっと特別。毘沙門天王の周りにダルマが八体。そしてよ~く見ると、毘沙門天王の後ろのダルマ、一体転んでいるのです!「七転八起」の文字とともに!!なんだかお風呂に入る前からほっこりします。

芝の湯は、七福神の湯の中でも最大規模で風呂場も脱衣所も広く、駐車場もあるので観光客も利用しやすい施設です。
源泉は56度の単純温泉で、加水のみ施してかけ流し。男湯・女湯とも湯船は内湯1つ。
家族風呂があるので、子連れや介護の必要な入浴客も安心です。

私は子どもと一緒に行くことが多く、たいてい「家族風呂」を利用させてもらっています。というのも、内湯だと加水していても熱いのです!そのため家族風呂に入り、体を洗っている間に源泉のホースを一度洗い場に出しておき、子どもと入りやすい温度に加水させてもらってから入浴しています。
再び源泉のホースを湯船に戻すと、あっという間に熱くなります。それほど勢いよく源泉が出ています。
「和田寿老人の湯」(七福神の湯の中で最古。徳川家光に献上湯)や「恵比寿あらいの湯」(湯船の底から源泉投入)などなど、いつかすべて巡ってみたい!ということで、巡った際にはまたご報告できたらと思います!!

書いた人
NPOサプライズ 高橋いづみ

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