伊東を掘りおこそう!
伊東市の小室山で月と音楽とトークを楽しむイベントを開催します!ふだんは登れない、夜の小室山山頂にリフトで登頂。山頂ではアンビエントなQUIET MUSIKを音楽家“小島大介”が奏でます。特別営業のCafe321では、温かいコーヒーや、ここでしか飲めない地層ラテを飲みながら、まったりとCHILL OUTな時間をお過ごしください。
小島大介プロフィール
1997年に畠山美由紀とのユニット・Port of Notesとしてデビュー。2001年にはchari chari(井上薫)との共作「Aurora」が世界中のDJからプレーされたのをきっかけに、井上とのギターデュオ・Aurora Acoustics結成し、現在までに3枚のアルバムをリリース。2002年から2007年まではDSKとしてソロ活動も行っており、3枚のアルバムを発表している。現在は東伊豆を拠点に活動。音楽で環境を表現するQUIET MUSIKを創作している。
瀬戸照済プロフィール
八幡 宏プロフィール
ジオガイド西谷雅治のトークコーナー
伊豆半島ジオガイド協会、伊東自然歴史案内人会で会長を務める自然ガイドのプロが、小室山の魅力を教えてくれます。
ジオガイドとは、科学的・文化的に貴重な地質遺産を含む自然公園のジオパークを訪れた方に、地質・地形や地域の自然環境・生態系・歴史・文化などについて解説する人です。M C:河合由紀通訳:森屋千絵
小室山観光リフト駐車場 静岡県 伊東市 川奈小室山1428
公共交通機関JR伊東線「伊東駅」バス22分伊豆急「川奈駅」タクシーまたは徒歩約30分クルマでのアクセス【東名高速道路を利用する場合】沼津ICより約100分【新東名高速道路を利用する場合】長泉沼津ICより約100分【小田原厚木道路を利用する場合】熱海より 約30分駐車場小室山観光リフト駐車場(第三駐車場、普通車約18台)小室山公園駐車場(大駐車場 普通車156台)※リフト乗り場までは徒歩約5分第1駐車場79台 第2駐車場28台駐車場料金無料(小室山公園つつじ鑑賞会開催期間は有料)
MOON LIGHT CAFE PHOTOS
雨天の場合は開催いたします。強風や荒天時、リフトが止まってしまった場合は止むを得ず、中止となりますので、あらかじめご了承ください。
古来より日本人は月を楽しんで来ました。月が一番細くなる新月から満月まで、それぞれの月の姿に名前があり、その月を生活に中に取り入れて来たのです。しかし、今は月をあまり見なくなりましたが、あらためて月を見てみてください。忙しくても、ゆっくりと月を見る時間を取ってみてください。そうすると、呼吸がゆっくりになり、心が落ち着いて来て、時間の流れがゆっくりになります。そんな時間を過ごせる場所が伊東にありました。
美しい月は、朔(さく)と呼ばれる新月、そして望月(ぼうげつ)と呼ばれる十五夜の満月、それよりも美しいとされるのが、満月よりも少し欠けた十六夜月(いざよいつき)と言われています。その月が東から上ってきた時に、海面に映る月のことをムーンロードといいます。このムーンロードが見えるのは、満月の前後3日くらい。しかも、月が上ってきてから数時間しか綺麗なムーンロードにならないのです。ムーンロードが見えるところは、東側に海や湖や川など、水面がないと見えません。どこからでも見える月ですが、ムーンロードは特別な場所でしか見れないのです。
ムーンロードは、海面に近いところから見るよりも、小高い山から見た方が綺麗なのを知ってましたか?山は海から遠いところにあることが多いのですが、小室山は海のすぐ近くにあります。しかも、山が海に隣接しているのではなく、ほどよい距離のところにあるのです。海と小室山に挟まれた森がまた、黒々とした色となって、ムーンロードとの綺麗なコントラストをつくっています。そして、小室山は月だけでなくて、夜景もきれいなのです。
小室山はムーンロードだけではなく、夜景も最高に綺麗に見れます。一番近いのが、伊東市の伊東温泉の夜景。そして、熱海の夜景。その奥に湯河原、真鶴、小田原の夜景が見れます。その向こうに、湘南の夜景。そして、一番奥には、千葉県の房総半島の夜景が見れます。運が良ければ、東京スカイツリーも見えるとのことです。
一夜:新月(しんげつ)または朔(さく)ともいいます。1日目のことを月立ちといい、それが「ついたち」なったともいわれます。二夜:二日月(ふつかづき)繊月(せんげつ)ともいいます。繊維くらの細い月なので繊月というそうです。三夜:三日月(みかづき)眉月(まゆづき)ともいいます。弓形の美しい月の形をしています。パンのクロワッサンは三日月のことをいいます。七夜:上弦の月(じょうげんのつき)7夜から8夜のことを半月(はんげつ)といいます。上向きに弓の弦が張られている様なので上弦の月といいます。十夜:十夜月(とおかんや)10日目くらいの月をいいます。特に10月10日のとおかんやは、豊作を願う行事をしていたそうです。十三夜:十三夜月(じゅうさんや)13日目の月は、満月の次に美しいといわれていたそうです。完璧に少し足りないのが美しいと思う感性は日本人の独特なものでしょうか。十四夜:待宵月(まちよいづき)十五夜の満月が待ち遠しいので待ち宵というそうです。また満月をいう望月に少し小さいので小望月(こもちづき)ともいうそうです。十五夜:望月(もちづき)15日目の月が満月になります。満月のことを「望(ぼう)」といいます。望は、背伸びをして遠くを見るという意味が形になったものです。偉大や豊満のことを望(ぼう)と表したことが語源になっているとか。十六夜:十六月(いざよい)十五夜よりも、少し遅れて出てくることから、「ためらう」という意味の「いざよい」というそうです。十七夜:立待月(たちまちづき)十六夜の月よりもさらに出るのが遅くなり、月が出るのを立って待つので、立ち待ち月というそうです。十八夜:居待月(いまちづき)十七夜の月よりもさらに遅く出てくるので、座って待とうというので、居待ち月というそうです。十九夜:寝待月(ねまちづき)十七夜よりもさらに遅く出てくるので、寝ながら待とうというので、寝待ち月というそうです。二十夜:更待月(ふけまちづき)夜が更けるまで月が出てこないので、更け待ち月というそうです。二十三夜:下弦の月(かげんのつき)下にむかって弦が貼られているような月なので、下弦の月といいます。ここからもっと月が細くなっていきます。二十六夜:有明の月(ありあけのつき)有明(夜明け)頃に昇ってくる月なので、有明の月といいます。三十夜:三十日月(みそかづき)月がこもる「みそか」の日なので、みそかづきといいます。毎月、月が終わる日のことを「晦日(みそか)」と言いました。その一年の最後の日のことを「大晦日(おおみそか)」といいます。