ブログ まるで天空に浮かんだ気分……! 2023.02.27 Tweet Share Pin it 新しい伊東の宝物・星空ナイトウォークに参加してみた さまざまな宝物に恵まれている伊東市ですが、さらなる宝を探そう! という試みが始まっています。観光庁が展開する「地域独自の観光資源を活用した地域の稼げる看板商品の創出事業」の採択を受け、掲げた看板の1つが星空ナイトウォーク。そのテストツアーが開催されました。今回は2023年2月16日、小室山の頂上での星空観察を楽しみました。実施にあたって、星空をコンテンツ化して「星空観光の創造」を目指す星空プロダクト㈱の福島福三さんに、プログラム作成をサポートしていただきました。 今回の参加者はスタッフ含め40名。お子さんと親御さん、さらにおばあちゃんおじいちゃんと三世代の参加も見られました。 ランタンづくりワークショップ 16時30分、ISOLA伊豆高原に集合し、手作りランタンを作ります。紙製で、中にLEDライトを入れて作るのですが、外側やライトを投射する下の部分にいろいろな模様や絵をつけると可愛いオリジナルランタンができます。星空プロダクトのスタッフ、中野さんのレクチャーを聞きながら、思い思いの装飾を施します。 皆さん熱心で多少時間をオーバーしてしまいました。1時間ほどかけてランタンを作ったら、車で小室山へ移動します。 夜なのでリフトは終了しています。ランタンの灯りを頼りに、遊歩道を登っていきます。 ときどき階段がよく見えずに歩きづらいところもありましたが、ゆっくり行けば大丈夫。小室山は標高321メートル。遊歩道はしっかり整備されていて、迷うこともありません。普段経験できない暗闇の深さにドキドキ。あと少しで頂上、というところまで来て、「あっ、星きれい!!」感激した声があちこちから上がります。 予報では曇りのはずが、運のいいことにクリアな星空が広がっています。足元の方から街の夜景が浮かび上がってきます。なんて幻想的!まるで夜空に浮かんでいるような浮遊感です。頂上にある小室山リッジウォーク MISOLA付近に到着すると、どこからともなく幻想的な音楽が……。 伊東市在住の著名なアーティスト、小島大介さんの演奏です。小島さんは「Port of notes」のギタリストとして有名な方です。 なんてマジカルな時間なんでしょう! 参加者のランタンが暗闇の中ゆらゆら揺れて、目を遠くに向ければ地の底からは街の灯りがキラキラ浮かび上がり、雲に反射しています。そして、見上げれば満天の星……。その後ろでは、星のまたたきと呼応するかのような音楽が粒になってキラキラ流れていくような気がしました。 マットに寝そべって星空を見上げたり、MISOLAのテラスを歩いたり、瞑想したり……。思い思いに素晴らしい時間を過ごしました。「瞑想したい」「冬の大三角形ってまるでダイヤモンドだね」「日頃のストレスが抜けてく〜」あちこちから感想が聞こえてきます。そして、中野さんによる星空解説。一等星や六等星の明るさの話、十二星座それぞれがきれいに見えるのは、その星座の人が誕生日を迎える3〜4ヶ月ぐらい前だという話も。今は2月なので、4〜5月が誕生日の人の誕生星座、おうし座がきれいに見えていました。このままこの場でずっと星を見ていたい……。みんなきっとそう思っていたでしょうが、さすがに2月。寒すぎました! 19時過ぎに下山です。このあとは駐車場で天体望遠鏡鑑賞を行いました。福島さんがセットしてくれた本格的な望遠鏡で木星やすばるを観察です。木製の衛星まではっきり見えました! 冬の星空は宝石箱のようでした。伊東にはまだまだ掘り起こせる宝があるのだと改めて思わされたイベント。成果や反省点を洗い出し、今後、小室山以外の場所でも星空ナイトウォークを開催し、伊東市の新しい宝へと育てていければと思います。 Tweet Share Pin it ボッチャは伊東の新しい“宝物”! 前の記事