ブログ ボッチャで親善交流! 2024.03.28 Tweet Share Pin it 川崎市幸区「ぼっちゃん」と宇佐美「ボッチャしらゆり」対抗戦 3月24日、神奈川県川崎市幸区からボッチャチーム「幸区のぼっちゃん」の皆さん9名が伊東市を来訪されました。そこで、宇佐美地区のボッチャチーム「しらゆり」と親善試合を行うことになり、白熱のゲームが繰り広げられました! その様子をレポートします。 ※伊東市はボッチャの普及に力を入れています。過去にもボッチャに関する記事を掲載しています。ルールについてはこちらをご覧ください。温泉ボッチャ あそび方説明https://itocity-tourism-brandbook.info/onsen_boccia_rules/ 「ぼっちゃん」チームは2022年5月に誕生。最初は有志の数人が行っているだけでしたが、口コミや、プレイしている様子を見た人が「私もやってみたい」と参加するなどして人が増え、今は25人が月2回集まり、活動しています。「しらゆり」は生まれたばかりのチームです。なにか体を動かしたり仲間と活動することをしたいと考えたメンバーが立ち上げたもので、名前の由来は、かつてあった老人会の名称から取ったそうです。どちらのチームもチームメイト同士とても仲が良さそう。川崎市は障がい者スポーツとしてのボッチャも、誰でも参加できるボッチャも盛んで、大会も市長杯はじめたくさん開かれています。「ぼっちゃん」には、2023年12月に開催された「第2回幸区ボッチャ大会」で優勝した「G3」の3人もいます。幸区には64ものチームがあり、その頂点に立った3人ですから、好プレーに期待が集まります。それぞれのチームの代表が挨拶。「ボッチャしらゆり」の香川さん。「年々歳を重ねていく中で、少しでも体を動かしたり、楽しい仲間を作りたいなと思って、ボッチャを始めました。まだ始めたばかりですのでよろしくお願いします」「ぼっちゃん」の漆原さん「このハートのマークのTシャツは、G3でそろえて作ったものです。G3って、じいさん3人って意味で(笑)、昨年、たまたまですが優勝したことが今日にもつながっています。ボッチャによって人の輪も繋がり、こうして伊東にも来ることができました。今日も楽しくゲームしたいです」軽妙な語りに会場も笑いが広がりました。 地元の名産品をお土産にとそれぞれが持参。交換しあいました 試合はハーフコートを使用。3人を1チームとして、2コートで4チームが試合をして得点と勝敗の数で順位を決定していきます。今回は時間の関係で2エンドマッチ(2ゲーム行った結果の得点で勝敗を決定)しました。最初はお互い少し遠慮がち? でしたが、だんだんと相手チームに対しても「ナイスアプローチ!」「ナイスショット!」など掛け声をかけたり、「ジャックボールと赤の間を狙うんだよ〜」など声が出たりなど、場の雰囲気も温まっていくのはボッチャならでは。 中には「今日初めてボッチャをやりました」という方もいましたが、見事なプレイで会場が沸きました。 G3の方ににボッチャの魅力をうかがうと、「なんといっても頭脳戦のゲームというところです。体力はそれほど使わないけど、どうやって勝つかの戦術を考えながらボールを投げるところが醍醐味です」とのこと。 ジャックボールに自チームのボールを近づけるだけではなく、ジャックボールの近くにいる相手チームのボールを散らすように投げるとか、自チームの得点を稼ぐより相手の得点を少なくするためにはどうするかなど、戦術がモノをいうスポーツがボッチャです。 また、ルールは簡単でありつつも、ただ漫然と続けると腕を上げるのも難しいもの。「ぼっちゃん」では、当初は得点も黒板に書いていたものを、途中からスコアを細かくつけていくようにしたところ、全員の意識が前向きになり、チームとしての力も上がったそうです。 予選が終わり、3位4位決定戦は「ぼっちゃん」のGチームと「しらゆり」のBチーム。 全員が注目する中、真剣なプレイが続けられます。 試合を見るそれぞれのチームメイトの熱も上がります。「大丈夫、行けるよ、狙っていけ」「あの赤に当てていけ、当てていけ」など、応援にも力が入り、会場は盛り上がります。失敗しても責めることはなく雰囲気はとても和やかなのもボッチャならではかもしれません。「ぼっちゃん」の参加者の一人は「チームの人達がとても気持ちいい人ばかりだから楽しく続けられています」とおっしゃっていました。3位4位決定戦はGチームが勝利。4位Bチーム、3位Gチームとなりました。いよいよ決勝戦です。決勝戦は「しらゆり」のCチームと「ぼっちゃん」のFチームです。 一投一投、真剣にフォームを確認。また、ジャックボールに集まっているボールの状況を確かめてから投げるなど、真剣味も増してきます。優勝は「ぼっちゃん」のFチームとなりました。 今まで快調に良いボールを投げていた方が、最後の一投で思わぬ方向にボールが転がっていくこともあったりして、プレッシャーやメンタルが直接プレイに出るのもまた、ボッチャの面白さであり難しさ。1位2位は「ぼっちゃん」が独占し、さすがの実力を見せつけました。最後に昨年の優勝チーム「G3」と、「しらゆり」から選抜3名のチームでエキシビションを行いました。こちらもG3チームの勝利。強い! 第2回幸区ボッチャ大会で優勝したG3(ジースリー)の中村さん、松下さん、漆原さん お互いの健闘を称え合い、記念写真を撮って解散となりました。試合が終わる頃にはすっかり打ち解けた両チーム。交流のツールとしてボッチャはとても有効だということが改めて証明されました。またいつか、伊東と川崎のチームでボッチャ交流をし、ボッチャの輪を広けていけたらと思います。 Tweet Share Pin it インバウンド拡大に向けて 前の記事