伊東を掘りおこそう!

まくら投げは、2人以上で枕を投げ合う遊びです。

旅館やホテルの部屋と、十分な数の枕があればできます。移動教室や修学旅行などで、先生たちの目を盗んで行われています。
まくら投げは、誰かが枕を誰かにぶつけるところから「まくら投げ」は始まりますがルールはありませんでした。

そこで伊東市は、まくら投げのルールを作り競技にしたのです。

まくら投げは修学旅行とは切っても切れない関係です。修学旅行で仲の良い友だちたちと大きな部屋で一緒に寝る時、いつの間にか、「まくら投げ」は始まったのではないかと言われています。
日本で最初の修学旅行は、1886(明治19)年2月に、東京師範学校(現在の筑波大学の前身の一つ)が千葉県の銚子に11泊12日の長途遠足が初めてと言われています。もしかしたら、この時にはすでに、まくら投げはあったのかも知れません。

就寝(アウト)になると選手は退場して布団で寝なければなりません。勝つためには相手の選手に枕を当てて「就寝」させることが重要です。

・ 1セット【2分】×3セット 2セット先取した方が勝ち!

・ 相手チームに枕を当てて寝かせましょう!(当たった人はコートの外に出ます)

・ 枕が当たってコートの外に出ることを「就寝(アウト)」と言います。

・ 投げた枕がノーバウンドで当たったら「就寝(アウト)」となります。

・ 大将が枕に当てられたら、その時点で、そのセットは負けになります。

・ 同時に両チームの大将に枕が当たり、判断が難しい場合は引き分けになります。

・ 制限時間終了後、生き残っている選手が多いチームが勝ちです。 同数の場合はそのセットは引き分け

・ 3セットで勝負がつかなかったら、※1枕の遠投で勝負します。

※1遠投:枕をどちらが遠くまで投げることができるかの勝負です。

・遠投姿勢は立ち膝

・投げ方は自由だが、両膝を床につけた状態で投げる

・観客や障害物に当たっても、その地点で計測する

・ まくら投げのユニフォームは基本は浴衣です。

・ 浴衣は、帯を締め、しっかりと着ましょう。※2たすきは禁止です。

・ 選手は裸足です。サポーターは体育館シューズ等を履いても大丈夫です。

・ 大将は「大将ビブス」をつけ、アタッカー、リベロはゼッケンをつけます。

・ 競技姿勢は基本的に自由ですが、寝そべったまま、しゃがんだまま、終始リベロの 後ろで隠れているのは禁止です。

※2たすき  ・ 袖やたもとがじゃまにならないようにたくし上げるためのひも

・ チームは10人まで登録できます。

・ 試合に出場できる人数は最低6人、最大8人になります。

・ 選手のポジションは4種類

もっとも重要な役で、大将に枕が当たるとその時点で負けになるので、守りと攻めで生き残れ。

枕を投げて相手チームを就寝(アウト)にさせる攻撃手。投げ方は色々な技術があり、体力と技術が勝負。

残り30秒まで最前線で布団と身体を使って相手からの枕をガードする役目。残り30秒からのアタッカーになる。

枕の回収や戦況の情報伝達、そしてタイミング良く「先生がきたぞ〜」をする重要な役割。 勝てる戦略を立てよう。

【大将の動き方】

試合がはじまる前は、畳に敷かれた布団に寝た状態となります。主審の合図で起き上がって試合が開始となります。残り時間が30秒になるまでは、大将の移動エリア(図面参照)内で移動します。枕を投げる時、枕を回収する時は、大将移動エリアより前に出ることが出来ます。

 

大将のコツ① 攻める姿勢を忘れない!

大将が攻めたら攻撃手は4名。相手によりプレッシャーを与えられます。

大将のコツ② 先生がきたぞ〜コール後には要注意

このコールで試合開始時の位置に戻されます。素早いリカバリーをしましょう。

大将のコツ③ リベロとサポーターとの連携

リベロとの連携は不可欠です。コミュニケーションをとって生き残ろう。

大将のコツ④ 大きな動きを心がけよ

床に伏せる、ジャンプする、身体を捻るといった避ける動作は大きく!

大将のコツ⑤ 一閃・即寝

試合開始直後の無防備な状態を大将がどう戦うかが鍵となります。

【大将が就寝する条件】

 

・ 相手の枕がノーバウンドで当たる

・ 投げられた枕をキャッチする

・ 持っている枕で、相手の枕を弾く

・ リベロが弾いた枕がノーバウンドで当たる

・ 先生がきたぞォ〜コールで時間内に戻れない

・ 先生がきたぞォ〜コールで時間内に寝たふり できない

・ リベロの真後ろに隠れ続ける。

・ 大将エリア外でのプレイが警告しても続く

・ 場外は就寝

【アタッカーの動き方】

試合がはじまる前は、競技エリア外に敷かれた布団に寝た状態となります。主審の合図で起き上がって試合が開始となります。自分のエリア内はどこでも自由に移動できます。リベロの後ろに隠れ続けるのはNGです。大将やリベロとの連携や攻撃方法など個性を活かそう!

 

アタッカーのコツ① 攻撃は最大の防御なり

まくら投げで飛び交う枕は10個。一度に数人から狙われると避けるのは難しい。

アタッカーのコツ② タンクアタッカーは諸刃の剣

大将が狙われた時に体を使って守る役割です。攻めよりも守りを重視する戦法。

アタッカーのコツ③ 相手と味方の動きを観察しよう

お互いに声をかけあって、相手や味方がどこにいるのか確認しましょう。

アタッカーのコツ④ 「緩急」が日本一への道

フワッと枕と鋭い枕。それらを使い分けることで勝つことが出来ます。

アタッカーのコツ⑤ テクニックを使いこなそう!

※3ダブルクロス、※4サイドパス、※5裏出しなど独自のテクニックを使おう。

※3ダブルクロス:相手コートを対角線上にまくらを投げること。

※4サイドパス:リベロの横・下から相手大将またはアタッカーを就寝させる方法。

※5裏出し:リベロ裏にいる選手に枕を山なりに落として、出てきたところを狙う。

【ダイレクトキャッチ】

 

サポーターはキャッチが出来ます。相手の枕を直接受け止めても大丈夫。そしてすぐに、大将の足下に枕を戻そう。

 

【枕溜め】 残り30秒のリベロ終了後に総攻撃するために、自陣に枕を溜めておく手法。

 

【リベロ終了直前の先生コール】 残り31秒で「先生が来たぞ〜」コールをして、リベロ終了後に猛攻します。

【リベロの動き方】

リベロは、ふとんで相手が投げた枕をガードする役目です。試合がはじまる前は、コート外に敷かれた布団に寝た状態となります。主審の合図で起き上がり、ふとんを持って最前線へダッシュします。 残り30秒までふとんと身体を使って無敵状態で味方を守ります。残り時間30秒になったら、ガードのリベロから攻撃のアタッカーに変身し、敵を攻撃!

 

リベロのコツ① 1秒でも早く最前線へ

試合開始直後は大将が無防備状態。少しでも早く最前線へ行けるように練習が必要。

 

リベロのコツ② チームとの連携を怠るな

アタッカー、大将が動きの軸はリベロの位置。味方とのコミュニケーションは大事!

 

リベロのコツ③ 足下にも注意せよ

布団を横向きに持つと足下に隙間が出来てしまうので、下から狙ってくる枕に要注意。

 

リベロのコツ④ リベロ終了後は狙われやすい

残り30秒になるとふとん防御ができません。このタイミングを狙って来るので要注意。

 

リベロのコツ防御だけではなく、戦略の要点

大将を守りながら、リベロ裏からの攻撃が勝つための鍵となります。

【防御スタイル】

 

・スタンダード:横向きに布団を持ってガードする

・ムササビ:背中に布団を羽織り、相手チームの動 きを仲間に伝えながら動くガードスタイル

・壁:身体の正面を味方側に向けて、味方の動きに 合わせて動く

 

【リベロが就寝する条件】

・ エリアの外に出たら就寝

・ リベロが終わってもふとんを置いていない場 合は、ふとんに相手のまくらが当たったら ヒットになります。

【サポーターの動き方】

コートの外に出た枕を戻すだけではなく、戦況の情報伝達やタイミング良い「先生がきたぞォ〜」コールをします。 サポーター同士で、試合時間を伝える「タイムキーパー」、先生コールをする「パシリ」と役割を分けると戦いやすいです。 試合開始時は、競技エリア外の畳の上に正座をした状態から始めます。競技エリアから出たまくらを回収し、指定の位置から自陣に戻します。 競技エリア内の選手に触ることは出来ません。触れた選手はアウトとなってしまいます。 「先生がきたぞォ~」コールはサポーターの重要な役目です。

 

サポーターのコツ① 戦況を見よ

自分のチームの枕数により先生コールを検討したり、味方の選手へ指示します。

 

サポーターのコツ② 情報伝達を使命とせよ

試合中の選手は目の前の枕を避けるのに必死、そんな時に必要な情報はこれ。

・味方と相手の枕の保有数

・大将の位置(敵も味方も)

・攻撃してきそうな相手の位置

・自陣の枕の場所

・残り時間。特にいつ残り30秒になるかを伝える

 

 

 

 

 

【ダイレクトキャッチ】

 

サポーターはキャッチが出来ます。相手の枕を直接受け止めても大丈夫。そしてすぐに、大将の足下に枕を戻そう。

 

【枕溜め】

残り30秒のリベロ終了後に総攻撃するために、自陣に枕を溜めておく手法。

 

【リベロ終了直前の先生コール】

残り31秒で「先生が来たぞ〜」コールをして、リベロ終了後に猛攻します。

ゲームを止めて、敵のエリアにあるまくらを回収できる『先生がきたぞォ~』コールは、試合の流れを変えることができます。

サポーター1人が、デジタルタイマーの前に置いてある拡声器を使って、大きな声で「先生がきたぞォ~」とコールします。 各チーム1試合につき1回だけコールすることができます。 1セットの中でコールできるのは、どちらかの1チームだけになります。 (Aチームがコールしたら、そのセット内でBチームはコールできません。)

 

※注意:残り時間が30秒となったら、そのセットは両チームともコールする事ができません。

コールの後に主審が笛を吹きます。この笛の合図で、両チームの生き残っている全員の持っている枕をその場に置きます。そして、大将以外の生き残っている選手(リベロ含む)は、その場に正座し、サポーターはその場で立ったまま待機します。副審が10秒をカウント開始します。

コールしたチームの大将は、主審の合図後、10秒のカウントダウン内で敵エリア(サポートエリアも含む)にある枕を回収することができます。

 

※注意:10秒以内に自分のエリアに戻れなかった場合は、負けになります。回収した枕は自分のエリアまで持って運ばなければなりません。枕を自分のコート投げ入れるのは禁止です。

コールされたチームの大将は、主審の合図で、自分のエリアの畳の上の布団で寝たフリをします。

 

※注意:10秒のカウントダウンが終わるまでに布団に寝ていない場合は、そのセットは負けになります。

10秒カウントダウン終了の副審の合図で試合が再開となります。

10秒カウントダウン終了の副審の合図で試合が再開となります。 「先生がきたぞォ~」コールから試合再開の笛の合図までの間は、試合時間は止まります。 両チームの大将が、10秒カウントダウンが終わるまでにそれぞれの行為(自分エリアに戻る、布団に寝たフリをする)が出来ていない場合は、そのセットは引き分けになります。 「先生が来たぞォ〜」コール終了の合図があるまで、選手は全員枕に触れることはできません。大将は回収した枕は地面に必ず置いてください。

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