伊東を掘りおこそう!

著名人

伊東の著名人:4 若槻礼次郎

若槻礼次郎 1866〜1949

写真:国立国会図書館デジタルコレクションより

第25・28代内閣総理大臣。他にも大蔵大臣、内務大臣などを歴任した政治家です。 第一次若槻内閣が総辞職した後、若槻は政治から身を引くつもりで1928年(昭和3)に伊東松川(大川)沿いに別荘を建て、蟄居する予定でした。しかし若槻の政治的手腕はその後も重用され、1931年(昭和6)には再び内閣総理大臣となります。

同年8月に伊東を再訪した際には現役総理大臣の来訪とあって、沿道に人々があふれ、盛大な歓迎が行われたそうです。滞在中、湯を楽しみ、また庭で弓道をたしなんだり、夫人を伴って手石島へ渡るなどして伊東を楽しみました。終戦後は伊東を本宅として過ごし、1949年(昭和24)逝去しました。この別荘は旅館や日帰り温泉施設として利用されていましたが、現在はその姿は残っているものの、休業しています。

別荘の近くにある葛見神社の大クスの木は若槻が褒め たたえたと言われている

大クスの見事さをたたえるため日下勺水の漢詩を碑にした

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