伊東を掘りおこそう!

観光ブランド

観光とブランド

静岡県伊東市は、44.7%が「富士箱根伊豆国立公園」に指定されている、国際的で美しい自然環境を有する観光都市です。また、伊東温泉という、全国的にもトップクラスの湯量を誇る観光資源を持つ伊東市の市民の多くは直接的、間接的に観光に関わって生活をしています。わたしたち「伊東市ブランド研究会」は、伊東市の観光をブランドとして磨き上げ、市民の宝物として次世代につなげていくために設立されました。

わたしたちはまず、伊東市の価値を見直し、ほかにはない唯一無二の魅力を見出すところから始めました。わたしたちが思う観光ブランドとは、価値を提供する側=伊東市と、提供される側=観光客が「伊東市の魅力」について共通のイメージを持つことだと思っています。その見直し作業の成果をまとめたものがこの「伊東市観光ブランドブック」です。ブランドは高価なものや美しいものでなければならないと思われがちですが、それだけではありません。

伊東市の観光をブランドとしていくには、市民それぞれが思っている価値をしっかり言葉にすることから始め、それをどれだけ大切に思っているかを把握し、アイデンティティとして自覚することが必要です。

そのために、わたしたちは伊東市の過去を探り、観光に大切なものは何なのかを考えてきました。その過程でいくつもの伊東市の価値を見つけました。それは、「伊東市観光ブランド」の卵ともいえるものです。卵を基に、「伊東市民にとっての観光」の実現のためにどう行動すべきかを話し合いました。行動することで、伊東市を訪れる観光客と価値を共有できるはずです。価値の共有、それこそがブランドを創り出すからです。

わたしたちの行動によって、伊東市が持っている価値を最大限に活かした未来のビジョンを作っていけたらと願って活動を始めました。この冊子がビジョン創りの契機となることを願っています。

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