伊東を掘りおこそう!

歴史

歴史は何よりの宝物

「伊東市観光基本計画」には“リラックスできるまち・いとう”と書かれています。なぜ伊東市は人を癒やせるのでしょうか。

時層を掘り起こすことでそれが分かるかもしれません。“まち”は突然現れたのではなく、何百年、何千年という時が積み重なってつくられています。その時層を調べていきました。すると分かってきたことがあります。

伊東市はその立地、自然条件、景観、海山の豊かな恵み、文化、温厚な人々などが発する大きなパワーを持っており、それが古代から現代まで、常に日本の中枢部にいる人々や、日本全体を「癒やし続け」「支え続け」てきたということです。ときにその影響力は海外にも及んでいました。

伊東市がなければ、今の日本はなかった、というのは言い過ぎだとしても、伊東市という唯一無二の存在があったからこそ生まれた文化や思想、芸術があることは確かです。奈良時代の朝廷しかり、江戸城しかり、明治の文人や研究者しかり。

伊東市では1999年(平成11)から伊東市史編さん事業を開始し、多くの専門家や市民が協力して「伊東市史 史料編」や「別編」「通史編」「市史叢書」などを刊行しました。 本書はこれらの書籍を参考にしながら、「日本の中枢の人々や組織を支えた伊東」という視点に基づいて構成しています。

現在の伊東市の魅力は、歴史の積み重ねによる物語がつくりあげています。それこそが伊東市にしかない価値、また宝物であるとわたしたちは考えました。

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